固~い土の裏庭。この家に住み始めた昨年から少しずつ野菜を植えてはいたものの、ものの見事に育たずに終わってしまいました…。敗因はズバリ「土」。掘っても掘っても固い土と、上層部の砂利がネックだったのです。そこで今年は『レイズベッド』をつくってリベンジすることに!
レイズベッドとは?
レイズベッドとは、レンガや木材でつくった囲いの中で、植物を育成する方法。簡単に言えば大きなプランターです。地面に直接植えるよりも高さができるので、腰をかがめずに作業できるのも利点。会陰芸の分野では「立ち上げ花壇」、農業では「ベンチ栽培」などと呼ばれるそうです。海外では庭の一角にこのレイズベッドを設けて、家庭菜園を楽しんでいる人も多いとか。
兎にも角にも、うちのかた~い土をすべて耕すのは至難の業。レイズベッドで部分的に耕作した方が合理的だということで、採用しました。

固~い土の裏庭。頑張って夏野菜は植えていた。
上層の土を剥ぐ
まず一番はじめにしたのは、固い土の要因となっている上層部の「砂利」を剥ぐことです。これまで取らずに下の土と一緒に耕していたのですが、それだと時間の経過とともに砂利が上がってくる…。せっかく血豆をこさえて耕したのに、あっという間に元の固い土…。ということを繰り返していたので、これを機に一層します。

ジャリジャリの上層部をスコップで剥ぐ。

砂利を剥いだ後。下の粘土質が表れた。
あきら
土をほぐす
上の砂利を除いたら、今度は下層の土を柔らかくしていきます。今回は培養土を買ってきて投入するやり方なのですが、元ある土も柔らかくしておくとより根の張りやすい良い土になります。
- 今度は鍬(くわ)を使って、土を耕す。
- 私が初めて耕した後の土。カチカチで絶望した。
あきら

耕運機で耕す。ちなみに設定が低すぎたため、この低姿勢。
牛糞を投入
近くに住んでいる叔父さんのアドバイスで、土づくりには「牛糞」を混ぜねばということで、急きょ投入。ホームセンターで買ってきた40Lの牛糞を二袋入れました。土が柔らかくなるんだって。
みさと
もう一度土を耕す
牛糞を投入してから数日間馴染ませた後、もう一度土を耕しました。牛糞を入れることで土がどれだけ柔らかくなったのかを確認するのと、さらに土をふかふかにするためです。夫・あきらの奮闘は続きます…体力勝負!

順番前後しますが、この作業は木枠をつくった後にしました。

スコップを入れたら、30cmくらいの柔らかい土の層になっていた。
あきら
培養土を上に重ねる
下の層がいい状態になったら、最後に培養土を投入します。うちでは今回ホームセンターで買ってきた培養土を使用しました。この土が直接植物を育ててくれる層になるので、下の土とは混ぜずに、あくまで上に重ねるだけにしています。

培養土投入後の様子。なんとか出来た…!
みさと
あきら
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