2022年年度末…ついにこの時がやってきました…。そう、はじめての確定申告。
2021年に開業届けが受理されてからの一年間の、「収支の振り返り」の時期です。
今回は「フリーランスライター」であり「ゲストハウスオーナー」である私の、確定申告一年目の記録をお送りします。
前提1:青色申告でいきます
いっちばん初めの前提から言うと、私は今回「青色申告」という申告枠で申請しています。個人事業主の確定申告には「白色申告」と「青色申告」の二種類の申告方法があるみたいなんです。ざっくりとした私の理解だと、1)白色申告は申告方法が簡単だけど、その分受けられる控除が少ない。2)青白申告は申告方法が複雑だけど、その分控除される額が大きい。といったところ。
これ以上は突っ込まないで…という感じなので、必殺「引用の術」で乗り切ります。ほいっ!
ちなみに「青色申告」をしたい場合、申告する年の3月15日までに、税務署への申請が必要となります。
みさと
前提2:マネーフォワードで確定申告します
今回の確定申告は、『マネーフォワード クラウド確定申告』という会計ソフトを使って行いました。というのも、我が家のプライベート家計簿は、ここ数年に渡って『マネーフォワードME』というアプリで管理しているからです。同じクラウドサービスなので、連携も楽ちん。使い慣れているところもあるので、今回はMFでやってみよう!ということに。
みさと
前提3:フリーランスライター+宿のオーナー
確定申告をする上で大事なのが「どんな仕事をしているか」。働き方によって支出項目も変わってくるからです。私は「フリーランス・フリーアドレスのライター」と「ゲストハウスのオーナー」という二軸で仕事をしているので、例えば固定の仕事場がないので賃料がないとか、その代わりカフェで作業する際のコーヒー代がかかるとか、自宅兼仕事場であるゲストハウスでは光熱費をどうするのかとか、そういったところが確定申告をする際のポイントとなってきます。
これから綴る内容は、あくまで私の現在の働き方に基づいたものだとして、ご参考程度に見て頂ければと思います。
確定申告の大事な準備「仕訳け」
「仕訳」…この言葉の響きにうなされる個人事業主は、星の数ほどいるのではないでしょうか…。
「仕訳(しわけ)」とは簡単に言うと、収入や支出を“種類ごと”に分類すること。例えば、携帯料金やインターネット代は、まとめると「通信費」といった感じに、各支出や収入を属性ごとに仕分けていきます。この「種類」のことを会計専門用語では『勘定項目』と呼ぶそう。この仕訳作業が最終的には「貸借対照表」や「損益計算書」などの決算書のベースになるので、きちんと整理しておくことが重要です。
私のざっくり仕訳帳(支出と勘定項目)
支出(摘要) | 借方勘定項目 |
コーヒー代 | 会議費 |
場所代 | 会議費 |
携帯代 | 通信費 |
インターネット代 | 通信費 |
コピー代 | 広告宣伝費 |
デザインソフト代 | 広告宣伝費 |
ゲストハウス備品代 | 消耗品費 |
電気・ガス・水道代 | 水道高熱費 |
みさと
あきら
みさと
あきら
みさと
あきら
支出(摘要) | 借方勘定項目 | 貸方勘定項目 |
コーヒー代 | 会議費 | 未払金(クレジット) |
場所代 | 会議費 | 未払金(クレジット) |
携帯代 | 通信費 | 未払金(クレジット) |
インターネット代 | 通信費 | 事業主借 |
コピー代 | 広告宣伝費 | 現金 |
デザインソフト代 | 広告宣伝費 | 未払金(クレジット) |
ゲストハウス備品代 | 消耗品費 | 未払金(クレジット) |
電気・ガス・水道代 | 水道高熱費 | 事業主借 |
収入(摘要) | 借方勘定項目 | 貸方勘定項目 |
宿泊費 | 売上高 | 普通預金/現金 |
原稿料 | 売上高 | 普通預金/現金 |
あきら
仕訳帳が完成したら、いよいよ「確定申告」!
みさと
あきら
みさと
みさと
【注意!】
電子データで確定申告書類を提出する「e-tax」を使う場合、事前申請をして「利用者識別者番号」の取得しておくことが必須です。また、e-taxの申請をするには「マイナンバーカード」が必要となるので気をつけましょう。
みさと
マネーフォワード確定申告、まとめ。
確定申告1年目での学びは、以下の通り。
MF確定申告のポイント
- まずは「青色申告」をしておく。
- 毎月の家計簿をつける(レシートは写真に撮っておく)。
- 毎月ごとにMF確定申告に自動連携して、仕分ける。
- 家事按分の設定をしておく。
- e-taxで提出する場合、マイナンバー取得と事前申請を済ませておく。
みさと