『妊活前の全人類に告ぐ!やっておいて損はない、体を知るための基本の“き”。

妊活前の全人類に告ぐ!やっておいて損はない、体を知るための基本のき!

前回の記事では、私の通っているクリニック特有(だと信じたい)の不条理をつづってきましたが、ここからはこの一年以上ものクリニック通いを踏まえて、「これって一般的に知られてもいいよなー」と感じている妊活のポイントを記していきます。

みさと

今回は“女性の体”について話していくけど、これは社会生活や結婚を考える上で男女問わずに知っておいた方が良い知識。男性にもしっかりと押さえておいて欲しいですね!

1. 体のこと、妊娠のしくみについてきちんと知っておく。

大事なことはこれに尽きると言っても過言ではありません。私はこれまで幸運なことに生理痛とは無縁、月経周期もばっちり正常の健康体でこれたため、自分の体の仕組みについて全くの無知で過ごしてきてしまいました。初めての流産後、体質改善も兼ねて運動をしたり女性の体について調べるうちに、「ああ自分ってこんなことも知らずにいたんだな」と愕然としました。妊活についての情報はたくさん出ていますが、玉石混交で良いものも悪いものも混ざりあっているので、エビデンスに信頼のおけるものを選ぶ、という鑑識眼も必要です。

女性の体、知っておきたい基礎知識

  • 基礎体温
    卵胞期(卵子がつくられる時期、低温期)→排卵期(卵子が排卵される時期)→黄体期(排卵後の高温期)→生理(妊娠が成立していれば妊娠3週目あたり)。※まずは一周期(一カ月)分を計ってみて、自分の体温のリズムを知ることから◎
  • 妊娠のメカニズム
    いつ排卵されるのか、卵子の寿命精子の寿命、妊娠していた時の症状、妊娠したかも?と思った時の受診時期 etc.
  • 妊娠率が下がる年齢とその理由
    一般的には35歳を超えると「高齢出産」と言って、妊娠率が下がり、流産率が上がると言われています。しかしこれも個人差があるもの。あくまで自分の体がどうであるかは、検査をしてみないと分かりません。
  • 一回のセックスでの妊娠率
    妊娠しやすい時期(排卵期)にセックスをしたときの、一回当たりの妊娠率もデータで出ています。これも年齢によって変わる(若い方が妊娠率が高い)ので、きちんと知っておくと良いです。
  • 不妊治療の種類
    妊娠する前から「不妊」について考えるなんて、本当に気が進まないと思うのですが、一番基礎の知識としてどんな治療法があって、それはどういったものなのかを知っておくだけでも後々役立つかもしれません。
基本的にクリニックではこういった知識や妊活についてアドバイスを丁寧にはしてくれないものと思って、予め自力で学んでおくことが得策です。得た知識を元に医師に相談することも良いかと思います(間違っていたら正してくれるかもしれません)

みさと

私が参考にしてる動画

2万人の孫を作る!子宝鍼灸師Ⓡ たけなが みきと

分かりやすい妊娠の仕組み動画

精子たちのサバイバルゲーム

基礎体温アプリ

ルナルナ体温ノート

2. 結婚の予定がなくても、ブライダルチェックを受けておく。

これは盲点だったのですが、結婚の予定がなくとも「ブライダルチェック」などの妊娠に関わる婦人科系の検査は、しておくべきだったなと思いました。ブライダルチェックとは、先に述べたような「不妊治療における基礎検査」の簡易版のようなもので、妊娠の妨げになる身体的要因がないかどうかを調べるものです。仮に差しあたって結婚や妊娠の予定がなくとも、将来のために自分の“今”の体の状態を知っておけば、そのあとのライフプランやキャリアプランの参考になったなと、今になって思いました。
例えば、若いから大丈夫と思っていたけれどAMHの値が低く妊娠しづらい体質だったとか、卵ができやすい多嚢胞ぎみだったからゆっくり治療していこうなどを知ることで、結婚してからいざ「検査!」「やっぱ厳しい急がなきゃ!」という事態を未然に防げるかもしれません。

ブライダルチェック参考リンク

3. 食生活・運動習慣を見直す。

これも1に係ることですが、健やかな食事と運動習慣は妊活において必須です。特に一般的な不妊治療クリニックでは食事指導までをしてくれるところは少ないので、自分できちんと管理する必要があります。もちろん、やろうと思えばいくらでも(お金も手間も)やれてしまいますが、行きすぎず、ストイックになりすぎず、まずは「自分が健康で美しくいられるように」を目標にはじめてみるのがおすすめです。妊活の体づくりって、結局は「健康で美しい体」づくりとつながっているんですよね。

みさと

私たち夫婦は自分たちの食生活からして足りていない栄養素をサプリメントで補う湯船に浸かるストレッチするなど、本当にさもないことから気楽に取り組んでいます。


私たちの妊活アイテム(一部)


葉酸は新生児障害のリスクを減らすとして定番の栄養素。アマニ油には妊娠・出産率に良い影響を与えると言われているオメガ3が豊富に含まれているよ◎それぞれたくさん商品が出ているから、自分に合ったものを見つけみてね!

みさと

4. 妊活、体についての話をカラっと話す。日常の会話にする。

妊活に関係あるのか?と思われるかもしれませんが、妊活や不妊治療に本格的に入る前に、こういった“性のこと”を当たり前に語れる環境にあるかどうかって、とっても大切だよなとひしひし感じています。特にまだまだ男性優位の日本社会では、たとえ生理であっても公に語ることへの“タブー感”が否めません。しかし残念なことに、日本は不妊治療の治療件数は世界でトップクラスである一方で、その成功率は世界下位クラスというデータが出てしまっています。その要因には「性教育の乏しさ」が最も影響している、と言われているのです。
1や2でも記したように、まずは「正しく知る」をやってみる。そのために「性のこと話すの恥ずかし~もじもじ」なんて永遠の思春期はかなぐり捨てて、もっとフラットに、健やかに、「体」や「性」について話す習慣が大切だと感じています。
そしてこのブログもその一環ってわけです(偉そうですな)

やっぱり「妊活」や「体について知ること」って、結局は“自分と向き合うこと”に他ならないんだ感じています。これまでの人生を一緒に頑張ってきてくれた自分の体に、「こんなに頑張ってくれてたんだね、ありがとう。これからもよろしくね」の気持ちで、楽しく取り組んでいけたら良いですね♪

みさと

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『福島県、不妊治療のリアル』~ここが変だよ地方医療~ » 佐藤夫妻のふくしま移住日記 へ返信する コメントをキャンセル

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