もしも須賀川で家を買ったら…?~移住補助金活用Ver.~

もしも須賀川で家を買ったら…?

前回の記事で、須賀川市への移住で交付される補助金を勝手にシュミレーションしてみましたが、今回はその補助金が交付されたと仮定して、いったいどのくらい家計の足しになるのであろうかを、これまた勝手に試算してみようと思います!
ここで出している諸々の相場は、インターネットで公開されている須賀川市の物件情報と、地元に住んでいて感じる佐藤夫妻の肌感覚をもとに、ごくごくゆる~く割り出したものです。あくまで一例としてご参考いただけたら幸いです◎

みさと

では今回も、勝手に移住妄想を繰り広げていきましょう~~♪

まず、須賀川市の住宅事情をざっくりと。

須賀川市は福島県の中央よりちょっと南に位置する、東西に伸びた横長の市です。国道が通っている中心部が一番にぎわっており、それぞれ東と西に行くにつれて自然の度合いが増していきます。私たちは西側(猪苗代湖側)の岩瀬地区という場所に住んでおり、平たい土地に田園が広がる「ザ・里山」のような環境で日々暮らしています。

須賀川市は福島県の中央より少し南に位置している。

あきら

やっぱり便利な市の中心部の方が家賃相場は高くなっているね。中心から遠くなるにつれて家賃も安くなっていく印象。
須賀川市のすぐ北にある郡山市は、福島県で1・2を争う商業都市。そのベッドタウンとして、近年では市境の新興住宅地に若い世帯が増えているそうだよ。

みさと

リノベあり・なしで、住宅取得をシュミレーション!

では早速、リノベーションをした場合・しなかった場合の二つのパターンで、須賀川での住宅取得のシュミレーションをしていきましょう!

パターン1)リノベーションなしの場合

  • 中古物件(土地付き):800万円
  • 築年数:30~40年 ※改修なく住める状態とする。
  • 間取り:二階建て4LDK+駐車場・庭
  • 駅からの距離:車で20~30分以内 ※車が必須、もしくはバス利用。
この物件を以下の人が購入した場合を想定して、かかる費用を試算していくよ◎

みさと

金額シュミレーション

  • 購入者:35歳夫婦(子供なし)
  • 住宅取得費用:800万円
  • 補助金交付額:200万円(基本額)+60万円(40歳以下)=260万円 ※市と県の補助金を合わせた場合。

=800万円(住宅取得費)-260万円(補助金)=540万円で住宅購入

あきら

18歳未満の子供がいる場合、さらに数十万円のプラスになります。
540万円で住宅取得をして、仮に以下の金額でローンを組むと…。

みさと

540万円(住宅取得費)÷8万円(ローン返済/月)=5.6年で全額返済

あきら

35歳から5.6年なら、およそ40歳には完済している計算になるね!その分ほかのことにお金を使える…!
では次に、リノベーションありの場合で試算してみましょう♪

みさと

パターン2)リノベーションありの場合

  • 中古物件(土地付き):500万円
  • 築年数:40~50年
  • 間取り:二階建て4LDK+駐車場・庭
  • 駅からの距離:車で20~30分以内 ※車が必須、もしくはバス利用。

あきら

リノベが必要ということで、築年数を若干古めにして、その分物件費を安く想定してみるよ◎これをパターン1と同条件で試算してみると…。

金額シュミレーション

  • 購入者:35歳夫婦(子供なし)
  • 住宅取得費用:500万円
  • 改修費:400万円(水回り、下水工事、床張り替え等)
  • 補助金交付額:200万円(基本額)+60万円(40歳以下)+20万円(住宅建築を市内業者が請負う)=280万円 ※市と県の補助金を合わせた場合。

={500万円(住宅取得費)+400(改修費)}-280万円(補助金)=620万円で住宅購入

計算のポイント

須賀川市の補助金は、住宅取得の1/2、もしくは上記補助金額のいずれか安い方と規定されています。今回の場合、改修費を含めた住宅取得総額が900万円でその半額は450万補助金額合計の280万円の方が安いためそちらを採用しています。

620万円を1)と同様、月々8万円の返済額で計算すると…

みさと

620万円(住宅取得費)÷8万円(ローン返済/月)=6.4年で全額返済

あきら

こっちも40歳前半までには完済できることになるね◎

「空き家バンク」という選択も…?

地方の空き家増加問題を受けて、最近では各自治体ごとに「空き家バンク」なるものも設置され、地域の活用されていない空き家を、相場より安い価格で紹介してくれています。須賀川市にも2021年に空き家バンクが創設されていますが、現時点でWebへの登録物件が1件(賃貸)のみと、活発な動きはないようです。
今後の須賀川の動きに期待しつつ、うまく機能している他の自治体なども参考にしながら、移住検討の際には「空き家バンク」という選択肢も覚えておいて損はないかと思います。

リノベーションの事例紹介

リノベーションをする場合、何にどれくらいの費用を見込めばいいでしょうか?
ここからは私たち夫婦が実際にしたリノベーション事例を参考に、かかるであろう費用を試算していきます!

みさと

こちらの記事も参考にしてみてね♪

リノベにかかった費用を公開します。

佐藤夫妻のリノベ内容

  • 水回り総取り換え(風呂・トイレ・洗面):約350万円
  • 床の張り替え(キッチン・リビング・廊下・和室):約150万円
  • 下水道工事:約30万円
  • ウッドデッキ新設:約50万円
  • エアコン新設(二か所):約20万円
  • DIY:約100万円(壁塗装の材料費・施主支給購入費)
    ※親族の持ち家のため、住宅取得費用はなし。
    ※築年数は40年程度。
これらの内容で、およそ650万円~700万円の改修費用になっています。僕たちは補助金ができる前に移住してきたら、全部自腹です…。

あきら

みさと

別記事にも書いたけど、私たちはゲストハウスを念頭にしてたから、結構こだわりのリノベになったよね。住居用だけならもっと安く抑えられていたと思うな。
賢いリノベの選択

リノベーションも住宅メーカーに依頼する人がほとんどかと思いますが、やはりメーカーや工務店に頼むと、その分のマージンがかかって高くなります。田舎だと特に業者のやりやすい方法(いつものやり方、昔ながらの職人との付き合い等)で進められてしまう場合も多く、こちらの希望が通じない場合もしばしば…。そんな時は、信頼できる職人さん(一人大工)に直接頼むという方法もあります。時間や手間はかかりますが、素人にも分かるように説明してくれたり、こちらの希望を聞きながら柔軟に対応してもらいやすくなりますので、悩んだ場合は検討の価値ありです。高い買い物、納得のいく形で取り組みたいですね!

みさと

私たちは、中島村在住の木工作家兼職人さんに施工をお願いしました◎
近くに素敵な一人大工さんが居てくれたのは、本当にラッキーだったよね…!もし近くに見つからない場合、インターネットで情報収集するのもありかも。

あきら

田舎de住宅購入のポイントまとめ

最後に、地方で住宅を購入する際のポイントをまとめます◎

中古物件購入のポイント

  • 中古物件は、できるだけリノベ不要(特に水回り、床・柱などが傷んでいない、下水道が通っている)の家を選ぶ。
  • リノベが必要な場合、水回り(風呂・トイレ・キッチン)断熱はケチらないその他(塗装や内装など)で費用を抑える
  • リノベ費用のおおよその指標として、300万円~600万円(築年数や状態によって大きく変わる)と見ておく。
  • 信頼できる業者を選ぶ(一人大工も選択肢に入れる)
移住となると、これに引っ越し代、車がない場合の車両購入費、家具代などもろもろが上乗せされると思うけど、僕たちのリアル事例を踏まえた一例として参考にしてもらえたら嬉しいです!

あきら

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