福島県産！我が家の「スタメン」調味料

「毎日つかう調味料なので、体にも環境にも良いものを選びたい」というのが我が家のポリシー。今回は、できるだけ自分たちの住んでいる場所に近く、丁寧につくられている地元の調味料を厳選してご紹介します。

酒どころの福島県は、料理酒のレベルも高い。我が家のスタメン料理酒は仁井田本家の『旬味』です。仁井田本家は郡山市で300年以上続く老舗の酒蔵。自社の田んぼで自然農法を用いてつくられたお米を使ってつくられる日本酒は、正真正銘の“自然酒”です。
この『旬味』も例に違わず、自然米100パーセントでつくられた料理酒。お米の自然のうまみで自然な甘味と照りが出るため、砂糖をたくさん使わなくていいのも加点ポイントなんです。

天栄村にある鈴木醬油店は、130年続く味噌・醤油蔵です。昔ながらの木桶と麴室で丁寧に手作りされた醤油と味噌は、大量に均一につくられたものとは一味も二味も違う、複雑なうまみが凝縮されています。『平右衛門』はとろっと濃厚なので、白いご飯との相性がピッタリ。卵かけごはんやお刺身醤油として使えば、いつもの味が格段に贅沢に感じられますよ。

白河市の根田醤油店は、200年以上続く老舗の蔵です。根田醬油店の味噌・醤油は地元の大手スーパー「ヨークベニマル」でも多く取り扱われているので、地元住民にとってはまさにお馴染みの味。我が家で使っている『田舎みそ』は普段のお味噌汁にも使いやすいやさしい味です。

須賀川市に工場を構える太田酢店は、全国でも数少ない“本醸造仕込み”が売りのお酢屋さん。現在では一般的になった「アルコール添加」の製造方法ではなく、アルコールから自社で作るという本格的な方法を採用して製造しています。使う素材もおいしく且つ体に良いものをこだわって厳選しており、料理用の『食菜酢』だけでなく、飲むお酢の『りんご酢』や『ブルーベリー酢』など、まろやかで飲み心地ちの良い製品が揃っています。

須賀川市の南西部に位置する長沼町では、菜種油を圧搾しているようです。製造元などの詳しい情報は未確認なのですが…。菜種油はクセが少なく、色んな料理も合う（感じがして）重宝しています。できるだけ地元でt調味料を揃えたいと思ったときに、油を近くで製造している場所があるととても助かります。

油その2は、郡山市の養鶏農家「けるぷ農場」がつくる『のらぼう油』です。自然栽培・自家採種を続けてきたのらぼう菜の種からつくられたこの油は、ナッツのような香ばしさとコクが特長。料理の仕上げにごま油の変わりとして使ったり、パンにつけてオリーブオイルの代わりとしてもとても美味しくいただくことができます（ちょっとお高いので我が家ではチビチビ使い 笑）。